医療機器業界について

医療機器ベンチャー企業は少ない!?背景や実態について詳しく解説

医療機器ベンチャー企業は少ない

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ベンチャー企業はIT業界を中心に注目されることが多いですが、医療業界においてもベンチャー企業と呼ばれる会社があります。
その一方で、医療系のベンチャーというとやはりITの分野ばかりが取りざたされて、医療機器の分野のベンチャー企業となるとあまりないのが実情です。

ここでは医療機器業界でベンチャー企業が少ない背景や、数少ない医療機器のベンチャー企業にはどんな会社があるのかという点についてお話をしたいと思います。

医療機器業界でベンチャー企業が少ない理由

医療機器は研究開発に時間がかかり、利益になるまで時間がかかります。

しかも、医療機器は世の中に売り出すまでに「薬事申請」という法的手続きが必要となります。
この薬事申請ですが、なんと長いものでは2年~3年もの期間を必要とします。

そのような点から、バックグラウンドなしでベンチャー企業を立ち上げるというのはかなりのハイリスクとなります。

加えて、製造拠点も必要となるためプライマリーコスト(初期投資)も膨大な金額になります。
こういった理由から医療機器ベンチャーと呼ばれる会社は少ないです。

医療機器メーカーを目指す会社はありますが、そういった会社は商社、輸入商社からスタートすることが多いです。

医療機器ベンチャーにはどんな会社があるのか

医療機器のベンチャー企業は少ないのですが、医療機器のベンチャー企業は存在します。

それではどのような会社があるのか、私が知っている2社を例にあげてみたいと思います。

その1:サイバーダイン

サイバーダイン社は、2004年に筑波大学教授の山海氏によってされた会社です。

医療用・福祉用のロボット(正確にはパワードスーツ・装着することで普段の力の5倍の重さのものを持てるといった性能がある)を販売・製造している会社です。

そのロボット(パワードスーツ)の製品名を「HAL」と言い、身体障碍者の運動補助を目的に使われております。

同社はすでに上場を果たしていますが、設立から製品の承認まで11年もの期間をかけています。
現状でも研究開発に力を入れているため、将来の投資という意味で開発費がかさんでいる状況にあります。

ただ、製品力の高さ、将来性からも市場から注目を浴びている会社でもあります。

その2:ユニバーサルビュー

ユニバーサルビューは2001年に設立された会社で、眼科領域の製品を取り扱っている会社です。

「オルソケラトロジーレンズ」という睡眠時にのみつける視力矯正器具(コンタクトレンズの逆の動きをするもの)を発売し、徐々に取り扱い眼科も増えて生きている状況です。

レーシック手術の危険性、コンタクトレンズの不自由さを解消する製品として今後市場からさらなる注目を浴びるものと予想しています。

医療機器ベンチャーではどんな求人がある?

医療機器ベンチャーの求人は、主に以下の通りです。

  • 開発・設計職
  • 経営企画・営業企画

現状として、営業のようなプレイヤーより、取扱製品や会社経営・営業戦略を考えることができる人材を採用し、営業活動は優先順位が低いです。

市場に注目してもらえるようどう対応できるか、売りに行かなくても売れる体制づくりを重要視していると思われます。

まとめ

医療機器ベンチャー企業は数が少ないですが、今後は注目を浴びる企業も出てくるでしょう。

医療機器ベンチャーで働きたいのであれば、経営戦略を考えられるか、もしくは具体的な製品を設計できるか、という点が重要になります。
どの業界のベンチャー企業でもそうですが、ベンチャー企業で働く=経営に関わっていくということになります。

もし、あなたが医療機器ベンチャーで働きたいのであれば、一般の企業に持っている考え方は捨てたうえで、応募をしていくとよいでしょう。

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