医療機器業界の営業転職

医療機器営業に転職する前に!そもそも商社って何?

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こんにちわ。
転職エージェントの藤原です。

私は転職エージェントとして医療機器のメーカー・商社を担当しています。

医療機器営業とは、医療機器メーカーもしくは商社での営業職を指します。

メーカーというとイメージは付きやすいですが、商社というと「?」となる人は多いです。

実際に私が担当してきた中で、業界にあまり詳しくない方には「商社って何ですか?」と聞かれることも多いです。

ここでは商社がどんな会社で、どんな仕事をするかということについて、詳しく紹介していきたいと思います。

医療機器商社とは

そもそも医療機器商社とは何なのでしょうか?

医療機器は、基本的に医療機器メーカーが製造から販売を行っています。
しかし、その販売を全てメーカーが行っているわけではありません。

商社を通して、製造された医療機器の販売を行っています。

生命保険などでも、保険会社と代理店があったりしますよね。
それと似たような話で、医療機器メーカー自身が販売を行いつつ、商社を通しても販売を行っているのです。

医療機器商社は2種類ある

よく医療機器の商社という言い回しをしますが、実は商社といっても2種類あります。
その2つは「輸入商社」と「卸・ディーラー」です。

それぞれ、順に説明していきます。

輸入商社

東証1部上場の企業だと、ディーブイエックス、メーカー機能を持った輸入商社だと日本ライフライン、日本エム・ディ・エムといった会社が代表する輸入商社となります。

この輸入商社の特徴は、海外のメーカーから製品を買い上げて日本で売るということです。

自社で生産をせず、輸入した医療機器を販売するといったビジネスを展開しています。

ただし、後で説明する卸、ディーラーを通して販売することが多いため、営業手法は医療機器メーカーと似ています。

なぜわざわざ輸入するの?

実は治療分野の医療機器は、アメリカのほうが日本より遥かに進んでいます。

そのため、日本で生産するより、海外から最新のものを販売したほうが良いという側面があるからです。

日本の医療機器のメーカーは治療よりも検査の性能が高いことが特徴的です。

オリンパスの内視鏡などが良い例ですね。

卸・ディーラー

2つ目は卸、ディーラーと呼ばれる存在です。

卸、ディーラーはメーカーと病院の間に入り、主に納品と製品の販売における導入部分を担っています。

病院は日本全国各所にありますが、そこに全部対応できるようにしていたら営業人員が何人いても足りません。

そのため、病院と関係性が近く、納品、ニーズ確認を中心に行うのが卸、ディーラーの役割となります。

医療機器商社に転職するメリットとデメリット

輸入商社の場合

メリット

  • 会社にもよるが医療機器メーカーと比較して給与がそんなに変わらない
  • 大メーカーと違い社員数が少ないため、比較的出世しやすい

基本的に内資メーカーと比較しても給与はそんなにかわりません。

例えば、日機装という人工透析装置のトップシェアメーカーと日本エム・ディ・エム、日本ライフラインの年収を比較した場合、どちらも700万円程度です。

日機装の場合だと、現場のブルーカラーの社員が在籍しているため平均年収が下がりますが、それを差し引いても遜色ありません。

医療機器メーカー並みの年収を得られます。

また、社員数は300人~400人程度ですのでその点も出世競争で有利です。

デメリット

  • ポジションチェンジには英語力が求められる
  • 選考基準が少し高くなる

メーカーでも英語力は求められるのですが、輸入商社という側面があるため、マーケティングや商品開発(仕入れ)の社内職種転換には英語力が必ず求められます。

また、給与に応じた相応の能力が求められるため、転職しづらいという面もあります。

卸・ディーラーの場合

メリット

  • 採用されやすいので転職しやすい

卸、ディーラーは輸入商社よりも選考基準が低いといえます。

比較的、採用されやすいので転職先としても選びやすいです。

医療機器業界が未経験だとしても、採用されやすいとも言えます。

デメリット

  • メーカーや輸入商社よりも給料が安い

待遇面でのメリットがあまり大きくないのが、卸・ディーラーです。

緊急の納品対応などもある割に利益率が低いので、給与が安いです。

東証一部上場のウインパートナーズでも平均年収583万円というところからもそれが垣間見れます。

また、商品提案の機会も限られていることからディーラーの方はメーカーへの転職を望むケースが多いです。

しかし、それゆえに転職しやすいという面もあります。

まとめ

輸入商社は

  • 自社生産機能の有無
  • ブランド名の有無

上記2つの点以外では、販売方法や待遇が医療機器メーカーとほぼ同じです。

しかし、卸、ディーラーは年収は高いとは言えず、仕事も大変です。

提案力も身につかないという点から、医療機器メーカーや輸入商社への転職を望むケースもあります。
ただし、採用されやすいという側面もあるため、卸、ディーラーからチャレンジすることも検討してみてよいかもしれません。

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