転職エージェントは不要！？外資系医療機器メーカーの直接採用

外資系医療機器メーカーはこれまで人材紹介会社を使っての採用がメインとなっていました。
しかし、最近は少し採用の傾向が異なってきており、転職エージェント経由での採用割合が減ってきています。

その代わりに主流となってきているのは、「直接採用」です。

ではなぜ直接採用が主流になってきているのか、どのような形で募集をしているのか、という点についてお話をさせていただきます。

直接採用が主流とった転職エージェントの問題２つ

直接採用が主流となってきているのは、転職エージェントを利用することに２つの問題があることが原因です。

まず1つ目の問題は転職エージェントの「費用の高さ」です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、転職エージェントでの採用は企業にとって費用がとても高いです。

例えば、人材紹介会社を経由して採用した場合、その費用はどれくらいになるかご存知でしょうか？
年俸５００万円で１人採用した場合、おおよそ１５０万円ほどの費用が企業にかかります。
一人だけであればいいのですが、１０人採用をした場合１５００万円かかります。

これだけの費用が必要になるのであれば、できるだけ少なくしたいと考えるのは当然だと思います。

そして２つ目の問題は、「採用側の時間が拘束される」という問題です。
企業が複数の人材紹介会社を利用している場合、各社から１０人の推薦があった場合は合計１００人の書類の選考を行わなければなりません。
本来転職エージェントを使うのは、企業の期待する人材を最小のコストで採用することが目的だったはずなのに、逆に時間などのコストまで高くついてしまうという本末転倒な状況を生み出すことになります。

この２つの問題を転職エージェントが抱えているため、企業側は直接採用を行って改善をしていきたいという考えになってきています。

企業側の採用状況について

では、企業側はどのように採用を進めているのでしょうか？
採用をする場合、転職サイトが主流となります。

ただし、書類選考や面接調整を代わりに行ってくれるRPO(Recruitment Process Outsourcing）と呼ばれる採用代行業者と契約し、彼らに依頼をしたうえで採用活動を行うという手法を取っています。

この場合、RPOから人員を３人で２１０万円の人件費、広告掲載料で８０万円が必要であると仮定した場合、３００万あれば採用活動を行うことができます。
結果２名を採用する金額で１０名の採用をすることができるという計算となります。

金額はあくまでも仮の金額ですが、費用・時間ともに大幅削減できることはご理解いただけたのではないかと思います。

なお、直接採用の手法を採用しているのは外資系医療機器メーカーが多いですが、日系メーカーでもこの手法は使われています。

高収入のいわゆる「ハイレイヤー」という方の採用に関しても同じです。
TVCMなどで話題となっている「ビズリーチ」はハイレイヤー、スカウト専用の転職サイトであるということを認識してもらえたら良いでしょう。

応募はエージェント・サイトのどちらも使うのがおすすめ

では「応募をする際にはどうするか？」と思われるでしょうが、私は転職エージェントと転職サイトのどちらも使うのがおすすめです。

転職エージェントから応募が出来る場合、企業は転職エージェントからも採用をすることを前提としています。
その場合はより具体的に情報を定期用してくれたり、企業との調整を行ってもらえる転職エージェントを利用する方が、有利に転職活動を勧められるからです。

やはり転職活動をする上で、転職エージェントを利用するメリットは大きいです。

まとめ

外資系医療機器メーカーへの転職活動をする上で、転職エージェントと転職サイトのどちらも登録しておくべきという状況は変わっていませんが、実は企業側の採用状況は異なってきています。

直接的にあなたの転職活動に関わる話ではありませんが、企業側がどのような意図を持って採用活動をしているか意識することは重要です。

頭の片隅でもよいので、ぜひ覚えておいてください。

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なおエージェントごとに採用を扱っている会社が違うため、できれば2社以上は登録しておいた方がよいです。