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医療機器業界ではメーカー・商社として物流を扱うための「物流職」を募集することもあります。
採用数はそれほど多くなく、私が4年間転職エージェントとして物流の求人を扱ったのも数件、決定実績も1件と非常に少ないです。
そのため、なかなか見かけることはありませんが、たまに求人を見かける職種です。
ここでは、医療機器業界の物流職の採用についてお話ししていきたいと思います。
物流とはどんな仕事?
物流職とは、一言でいえば製造現場、営業および納入先のクライアントをつなぐ仕事です。
営業職が案件をとってきたら、今度は期限内の納品が必要になります。
それを運輸会社に手続きし、クライアントに納品を行うのが物流職のお仕事です。
一見単純な仕事ですが、非常に職人気質な仕事です。
なぜなら、営業職が受注し、納品をするという観点において、常に適量の在庫を担保しておかなければなりません。
多すぎると過剰在庫、少なすぎると納品ができないというバランスを保ちながら業務を行わなければなりません。
物流職は納品するのはもちろんのこと、バランスの良い在庫管理をおこなうお仕事だと思ってください。
業界経験を問う求人は多くない
物流職は非常に職人的な仕事です。
- 在庫を切らさない
- かつ余剰在庫を増やさない
という絶妙な感覚で業務を行います。
そのため、1社に在籍したほうが自身の職人的感覚を生かすことができますし、離職者が多数発生するポジションではありません。
医療機器メーカー各社もその認識があるため、業界経験を絞って採用活動をするというのはあまりありません。
採用条件があるとすれば、外資系企業が語学力のある方を採用するという程度です。
また、物流職の採用において、原則業界問わず物流職の経験がある方の採用が大半を占めます。
しかし、中には1年に1回くらい未経験での採用というのもあります。
もし、未経験から医療機器業界への転職をしたいというのであれば、転職のしやすさ・働きやすさから考えてオススメしたい職の1つです。
物流職への転職をしたい場合は、求人を見逃さないように常にリサーチをしておくことが重要です。
まとめ
物流職は募集が多い職種ではありません。
また、募集があったとしても経験者が何より優先されるお仕事です。
ですので、もし、物流職経験者で医療機器業界に興味がある方はぜひチャレンジしていただきたいと思います。
また、稀に未経験者の採用もあります。
もし、自身の転職とその未経験でチャレンジできる機会が重なった場合、興味のある方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
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