医療機器業界のフィールドエンジニアとしての働き方と採用状況

医療機器業界において、フィールドエンジニアは非常に重要なお仕事となります。
その理由には保守契約があります。

保守契約とは、医療機器の定期点検をおこなうための契約のことで、医療機器とは別に契約を結ぶこととなります。

医療機器、特に大型の医療機器については年間にそう何台も売れるわけではありませんので、保守契約が重要になります。

その保守契約に基づいて、定期点検または故障などの緊急対応に対応するのがフィールドエンジニアです。

その他にも、定期点検の中で病院関係者から情報を獲得し、次のセールスにつなげてくるのもフィールドエンジニアの大事な仕事となります。

ここでは、フィールドエンジニアの働き方、およびどんな方が採用されるのかということについてお話をさせていただきます。

医療機器のフィールドエンジニアとしての働き方

冒頭でお話ししたように、医療機器のフィールドエンジニアというのは以下2つがメインの業務になります。

1. 保守契約に基づく定期点検を行う
2. 故障等の緊急事態への対応

また、定期点検の際には病院関係者とのコミュニケーションをとれる重要な場所でもあります。
この定期点検時に新たな商機を獲得するための情報収集を行うというのも重要な業務となります。

フィールドエンジニア全般にいえることですが、この仕事の大変なところは次のような点です。

• • 夜間等でも緊急対応が求められること
  • 広範囲の病院を担当することとなるので移動が多く、体力的にもタフさが求められる

上記のような過酷さが理由による転職も、これまで数多く見てきました。

それだけ厳しいこともあり、医療機器のフィールドエンジニアの年収は20代で500万円を超えることも珍しくありません。

高収入の職業であることは間違いないです。

フィールドエンジニアとして採用される人物像

では、この業界でどんな方が採用されるのでしょうか。

基本的は、業界経験者が重宝されます。

特徴的なのは、業界の中でも力のある会社の出身者でなくとも，やる気と能力がある方であれば採用されるという点です。

経験者であれば、転職をしやすい職種だと思います。

では、業界未経験者、フィールドエンジニア未経験者の場合だとどのような方が採用されるのでしょうか。

まずは、電気・電子系の専攻というのが最も求められ、次に機械系の専攻が求められます。
医療機器は電気・電子系の知識、または機械系の知識が求められます。

いずれかの知識を有していることを客観的にわかる方が最低限求められます。
さらに、フィールドエンジニアとしての経験者であれば働き方もわかっているのでさらに採用される確率が上がります。

業界は違えども知識と経験が求められると思ってもらえたら良いでしょう。

まとめ

医療機器業界のフィールドエンジニアは非常に大変なお仕事ですし、フィールドエンジニアとして働くにも一定の知識が必要となります。

また、理工系の方だと設計職のほうを志す方も多いでしょう。
決して誰もがなりたい、なれる仕事ではありません。

しかし、現場に最も近いエンジニアともいえ、病院関係者の生の声を聴きながら仕事ができるという点では非常にやりがいのある仕事ともいえます。

ぜひ理工系の方であれば興味を持っていただきたい職種です。

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