MRから医療機器営業へ転職可能？転職のコツとメリット・デメリット

私が転職エージェントとして働いてしばらく経ちますが、MRから医療機器営業への転職を志望される方も見てきました。

ここではMRの方向けの医療機器営業への転職について

• 転職することが可能か
• 医療機器営業への転職するメリット・デメリット

について、お話ししていきたいと思います

MRから医療機器業界に転職できる？

転職は「可能」です。

実際、私も転職エージェントとしてMRの方を医療機器業界への転職をお手伝いしたことが幾度かあります。

書類選考に関して言えば、MRとしての経験を活用することでかなり有利に選考を進めることができます。

では、MRはなぜ有利なのでしょうか。
理由は以下の通りです。

医療機器業界もMRも、医者との関わり方などはかなり近いです。
むしろ表面上の仕事内容については違いがないといっても過言ではないのかもしれません。

MRから医療機器業界に転職する3つのメリット

では、MRから医療機器営業へ転職するメリットは何でしょうか。

以下の3つが医療機器営業のメリットとなります。

転勤の無い会社を選べる

MRは一部の外資を除き、3年～5年ごとに必ず転勤をしなければいけません。
しかし、医療機器営業は一部の国内・大手外資を除けば、転勤のない会社が比較的多いです。

私が知る中では転勤がイヤでMRを辞める方もおり、転勤のない会社を選べるというのは魅力的な点だと思います。

MRよりも提案要素が大きく、やりがいを感じられる

MRはあくまでも薬の情報を伝える、というのが仕事です。
そのため、実際の治療に携わるということはほぼありません。

しかし、医療機器の場合は、「立ち合い」など治療行為に近いところで働くことができます。
実際の手術等治療行為に関する提案という点では、MRより提案要素が高く、やりがいとなります。

私が知る限り、この理由での転職がMRから医療機器業界への転職において、一番多く見かけます。
(建前かもしれませんが、、、)

MRより医療機器営業の方が雇用が安定している

今、MRの採用数は全体的に減っています。

MRの業務は、「コントラクトMR」と呼ばれる派遣社員によって行われることが増えてきているからです。

今後の展望を見ても、MRの採用事情が良くなることはなさそうです。
(コントラクトMRは別ですが)

その一方で、医療機器営業は、常に必要とされている職種です。

「どのように使うか」という治療方法に合わせて提案をする形になるため、MRが携わる製薬業界に比べて、雇用が安定しています。

MRから医療機器業界に転職する2つのデメリット

一方で、デメリットも存在します。

年収が減る可能性が高い

MRの方が、医療機器営業よりも間違いなく年収が高いです。
どのくらい減るかは分からないですが、年収ダウンは覚悟しておいた方がいいです。

仕事の内容が過酷になる

医療機器営業の方が夜間対応などが必要になってくる分、過酷になってくることは多いです。

まとめ

MRのほうが年収が高いため、医療機器営業に転職するリスクはあります。

しかし、

• 転勤といった生活面
• 仕事内容について
• 今後の採用事情

といった点から考えてみると、医療機器営業への転職も1つの選択肢としてアリだと思います。

MRから別の職種に変えたいという希望があるのであれば、医療機器営業という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

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