学会とは！？医療機器業界を目指す上で必須の知識

みなさんは学会と聞いてピンときますか？
医療機器業界において、学会は仕事をするうえで欠かせないイベントです。
また営業職として働くのであれば、学会への参加は必要になってきます。

そこで、今回は学会とはどのようなものなのかご紹介したいと思います。

学会とは？

そもそも学会とは何なのでしょうか？
学会については、ウィキペディアに以下のように記載されています。

学問や研究の従事者らが、自己の研究成果を公開発表し、その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する場である。 また同時に、査読、研究発表会、講演会、学会誌、学術論文誌などの研究成果の発表の場を提供する業務や、研究者同士の交流などの役目も果たす機関でもある。

すなわち研究結果を発表し、討議する場であるということです。
こうして見てみると、とても固そうなイベントに見えてしまいます。

では学会とはどのようなものなのか、実際のところを詳しくお話したいと思います。

学会とはドクターにとっては晴れ舞台

学会は先ほど話した通り、確かに堅い会合です。
しかしドクターにとっては、自分の研究を同じドクターにみてもらう「晴れ舞台」です。
それも、みんなこぞって発表できるので、彼らはある意味「ワクワク」しています。

もしあなたがすごいことをして、他の人に称賛をされると気持ちいいですよね。
学会にもそんなイメージを持ってもらうと分かりやすいと思います。

特に整形外科領域のドクターは学会が好きで、会場は固い雰囲気というよりも「華やか」な雰囲気だといいます。
学会というと「堅いつまらないもの」とイメージしてしまいがちですが、実際にはそんなものではないということです。

医療機器メーカーにとってはアピールチャンス

一方、医療機器メーカーにとって学会は絶好のアピールチャンスです。
名だたるドクターが一堂に会するため、ここぞとばかりに張り切ります。

とある医療機器ディーラーではティーサロンを会場に作り、自社が取り扱っている製品を近くに置き、ドクターの交流中に見てもらえるような工夫をするそうです。
医療機器メーカー、ディーラーにとっても自社の取扱製品をアピールする場所であるという一大イベントだと認識しています。

医療機器メーカーの営業は一大チャンス

医療機器営業の担当にとって、学会は一大チャンスです。
なぜなら学会の発表について見識を深めることで、今まで関係構築できていなかったドクターと関係が深められるからです。

具体的に言えば、ドクターは自身の発表を誇りに思っています。
その発表に触れることでドクターとのコミュニケーションを行うことができれば、ドクターは嬉しく思うのは自明です。

しっかり勉強したうえでドクターの論文について感想を述べ、自身の見解を述べられる営業マンがいれば、ドクターもその営業担当と取引したいと思うでしょう。

そのようなアピールをするための情報収集の場と考えてもらえばいいと思います。

まとめ

学生の頃からのイメージで考えると、学会は「堅くてつまらない」と思ってしまいがちです。
しかし学会はドクターにとっては晴れ舞台であり、メーカー側にとっては絶好のアピールチャンスの場でもあります。

医療機器業界を志望する方には、学会とはそのような場であるということを、ぜひ覚えておいていただきたいです。

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