どうすればいい？医療機器業界営業でのキャリア形成・ステップアップ

私は転職エージェントとして、医療機器業界の営業職に在籍されている求職者の方にお会いします。

しかし、
「こういった会社に行きたい」
「このようにステップアップしていきたい」

などといったビジョンをもっている方は多くありません。
特に若い方には、その傾向が強いようと感じます。

しかし、どのようにキャリアを形成していくかはとても重要なことです。

ここでは、医療機器業界の営業職でのステップアップやキャリア形成についてお話をさせていただきたいと思います。

キャリアアップ5つのパターン

医療機器業界での営業職の方のキャリアアップのパターンは大きく以下の5つとなります。

1. 現職で昇進する
2. 現職で専門職を目指す
3. ディーラーからメーカーへ転職
4. 国内メーカーから外資系メーカーへ転職
5. 外資系メーカーから国内メーカーへ転職

以下では、それぞれについてもう少し詳細にお話ししたいと思います。

現職で昇進する

一番無難なキャリアップの方法だと思います。

現職で実績を積み、昇進していくという昔ながらの日本のオーソドックスなキャリアアップです。

現職で専門職を目指す

現職でのキャリアアップは昇進のほかにもう1つあります。

それは、専門職へのキャリアアップです。

営業職の場合はマーケティングを目指していくケースが多いです。

マーケティング職を目指す方にとって英語は必須なので、現職での業務で成果を出しながら英語を学ぶという人が多いです。

マーケティングの経験がない方は転職市場においても採用されることはあまりありませんが、20代限定で出てくることもあります。
専門職を目指すには、現職で実績を出し、キャリアチェンジを認めてもらうようなやり方が良いようです。

ディーラーからメーカーへ

医療機器業界でのキャリアアップ・転職では、この相談が一番多いです。

医療機器ディーラーは給料が安いうえに、夜間・休日の呼び出しが多い。
さらに納品がメインのため、スキルが身につかないというのが医療機器ディーラーで働く方の悩みとなっています。

そのため、医療機器ディーラーからメーカーを目指す動きというのは業界内で非常に多い話です。

医療機器メーカー側も優秀な医療機器ディーラーの採用をしたいということを考えており、中には直接声掛けをするパターンもあるようです。

医療機器ディーラーに在職の方でキャリアアップをお考えの方はメーカーを目指すというのも良いでしょう。

特にご自身の得意な製品があったり、自分の力をアピールできる方でればチャンスが十分にあります。

国内メーカーから外資系メーカーへ

国内メーカーで実績を上げた方には、自身の能力を試すため外資系メーカーを目指すというのもあったりします。

製品力の低いメーカーで実績を上げた方に割と多い傾向だと感じます。

あなたが行ってきた工夫、仕事の進め方を伝え、論理性が感じられるか、また営業としての印象の良さを伝えることができれば、優良外資系メーカーへの転職も実現するでしょう。

外資系メーカーから国内メーカーへ

外資系メーカーのドライで厳しい境遇を経験したのち、あえて国内メーカーに戻るケースです。

厳しい環境で身に着けた高い営業力や、成果を出してきた方法・努力などを伝えることができれば、国内メーカーでも採用されるでしょう。

まとめ

キャリアアップといっても、「現職で昇進・専門領域を目指す」、「転職してやりたいことを目指す」ことは両方ともキャリアアップと言えます。

あなたが将来なりたいポジションや職ははどういったものなのかを考えてみるとよいでしょう。
まだビジョンが見えていない方は、焦らずにじっくりと考えていきましょう！

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